はじめに

決算書で、「一般販売費および管理費」の欄がありますが、「修繕費が去年より極端に多くなってるな」とか、今期「雑収入が多いなー」と思ったことありませんか?

これは要注意事項です。

[あ~、これが入っているのね。納得」と社長は納得しても、あと2ヶ所対応しないといけないところがあります。

「金融機関」と「税務署」です。

これをないがしろにすると不利になることが多いので、対策をする必要があります。

今回は、このように「今回だけ」の経費の処理の方法を考えます。

特別損失に計上しよう

例えば、台風で建物が被害を受けた場合、修繕費で計上しても昨年と比べて「何百万」も増えることがあります。

これでは、昨年比較しても全然比較になりません。

次に、修繕費で計上すると、営業利益が極端に変わってしまいます。

もちろん、比較のしようがありません。

社長が納得しても「金融機関」「税務署」は「????」です。

ここで、説明を求められるので二度手間です。

特別損失とは、企業が普通に仕事していて突然不意に発生した「本業に関係ない経費」と考えていいと思います。

ですので、いつも発生する経費は「販売費および一般管理費」、「本業に関係ない突発的な経費」は特別損失で計上します。

 

修繕費

台風や水害、火災などにあって資産を修善する場合などが当たります。

例えば、保険金が入る場合保険金を「特別収益」この修繕費を「特別損失」に計上することで、対応させます。

さらに、こうすることで「販管費」が正常になって、昨年対比が正確にできます。

補助金で取得した経費

いろんな補助金がありますが、資産計上にならないような経費に対して少額な補助金もあります。

これに関しても「補助金対象経費」「補助金収入」として対応させます。

おわりに

このように、通常で発生する経費は「販売費および一般管理費」、本業に関係ない「特別損失」で計上して、他人から「???」と思われないようにしましょう。

賢者の名言

苦しい事件に出会った時は、それについて感謝に値する事柄を探し出し、素直に感謝する。

そうすれば心に安らかな気分が生じる。

カール・ヒルティ

眠られぬ夜のために